React Native 0.73.4にバージョンアップすべきか悩んでいる開発者必見!
主要ニュースメディアアプリの対応OSを調査し、バージョンアップの必要性を検証しました。
バージョンアップに伴う懸念点:最低OSバージョンが引き上がる
今回の調査バージョンであるReact Native ver 0.73.4 の場合
- iOS 13.4 以上
- Android 6.0 以上
参考:GitHub
React Nativeとバージョンアップの重要性
React Nativeの概要
React Nativeは、Facebookが開発したクロスプラットフォームモバイルアプリケーション開発フレームワークであり、JavaScriptとReactを使用してiOSおよびAndroid向けのネイティブアプリを開発できます。
iOSとAndroidでコードの大部分を共通化することができるので、リソースの削減や、ホットリロードによる開発速度の向上、そして広範なコミュニティサポートが魅力です。
バージョンアップの重要性
特にReact Nativeのようにアクティブに開発されているフレームワークにおいては、バージョンアップが非常に重要です。
バージョンアップによって新機能の追加、セキュリティの強化、バグ修正、パフォーマンスの向上がもたらされます。
同時にバージョンアップに伴う互換性の問題やコストを考慮する必要があり、開発者は対応のメリットとデメリットを慎重に評価し、計画的に対応する能力が求められます。
調査対象アプリと選定理由
以下、今回調査対象としたアプリです。
- 毎日新聞
- 産経新聞
- 日経新聞
- 西日本新聞
- 読売新聞
- 朝日新聞
- LINE
選定理由
多くの人によって日常的に利用されているアプリという点で、ニュースメディアを対象としました。
さらに日本における代表的なメッセージアプリとしてLINEも調査対象としています。
各メディアアプリの対応OS
アプリ | デバイス | iOS | Android |
---|---|---|---|
毎日新聞 | スマートフォン | 14.0 以降 | 5.0 以上 |
タブレット | 14.0 以降 | ※記載なし | |
産経新聞 | スマートフォン | 9.0 以降 | 4.1 以上 |
タブレット | 9.0 以降 | ※記載なし | |
日経新聞 | スマートフォン | 15.0 以降 | 9.0 以上 |
タブレット | 15.0 以降 | ※記載なし | |
西日本新聞 | スマートフォン | 14.0 以降 | 8.0 以上 |
タブレット | 14.0 以降 | ※記載なし | |
読売新聞 | スマートフォン | 12.0 以降 | 6.0 以上 |
タブレット | 12.0 以降 | 非対応 | |
朝日新聞 | スマートフォン | 15.0 以降 | 7.0 以上 |
タブレット | 15.0 以降 | ※記載なし | |
LINE | スマートフォン | 15.0 以降 | 8.0 以上 |
タブレット | 15.0 以降 | 13以上(メーカーがSamsungの場合) 12L以上(メーカーがSamsung以外の場合) |
主要メディアアプリの対応状況まとめ
読売と産経以外は、React Nativeの最新バージョンの対応OSバージョン以上を推奨環境としています。
さらにLINEではReact Native 0.73.4 の対応OSであるiOS13.4、Android 6 以上を対応OSとしていることからも、今回の0.73.4へのバージョンアップはしてよいといえるでしょう。
React Native 0.73.4へのバージョンアップはしてよい
主要メディアの対応状況から、React Nativeの0.73.4へのバージョンアップは問題ないという結論になりました。
しかし、バージョンアップに伴うリスクやコストも存在するため、開発にはバージョンアップの重要性を理解し、計画的に対応することが求められます。
さらに新規開発ではなくアップデートの場合は、Firebaseなどの各種解析ツールから既存ユーザーへの影響がないかを必ず確認する必要があります。
今後も最新技術を活用した高品質なアプリケーションを提供していきたいですね。
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