第7章:宇宙の帝王第二形態

ついに、うめさんは宇宙の帝王に致命的な一撃を加え、彼を地に打ち落とした。

宇宙の帝王は、地に倒れこみ悔しげにうめさんを睨みつけた。

宇宙の帝王

くっ… この宇宙を支配し続けてきた我が力が、地球のこの小さな町の者に阻まれるとは… しかし、まだ終わりではない!

と彼は嘲笑うように言った。

その瞬間、宇宙の帝王の体から強烈な光が放たれ始めた。
彼の周囲の空気が震え、地面が揺れるほどの圧倒的なエネルギーが放出された。

宇宙の帝王

見よ、我が真の姿を!これこそが、宇宙を支配する帝王の力だ!

と宇宙の帝王が叫んだ。

光が強くなるにつれて、宇宙の帝王の姿は次第に変わっていった。彼の体はより巨大に、より威圧的な形へと変貌していく。その姿はまるで古の伝説の神のようで、そのオーラは誰もが畏怖するほどだった。

変身が完了すると、宇宙の帝王は新たな形態、第二形態へと進化した。
この姿は、先の姿とは比べ物にならないほどの恐ろしさと力を持っていた。
彼の目からは炎のように激しい光が放たれ、そのまま町へと向けられた。

うめさん

ガガガガガガッ

宇宙の帝王

これが我が真の力だ!地球の蟻ども、絶望せよ!

宇宙の帝王は高らかに宣言し、町に対して破壊の光線を放った。この新たな力に、町の人々は恐怖と驚愕の声を上げた。宇宙の帝王第二形態の登場は、老人達に緊張をもたらした。

第二形態の帝王はさらに恐ろしい帝王光線を放ち、一瞬で英雄たちを吹き飛ばした。

とみぞう

うぉおおおお!!!なんだあのでかさ、あのパワーは、、
うめしゃんでも歯がたたんぞっ!

絶望的な状況の中、ピジョーネ婆さんは冷静に前に一歩踏み出し、とまどいながらも自信に満ちた声で言った。

ピジョーネ婆さん

心配するでない。。多分大丈夫じゃ。

五右衛門

おう、そうじゃ、ピジョーネさんがおったわ。何しとったんじゃ。そろそろあんたの出番じゃな。

彼女はゆっくりうなずくと、空に向かって手を広げ、

神秘的な呪文を唱え始めた。

ピジョーネ婆さん

HATOVERSE(ハトバース)!
~時間が止まる~

彼女が呪文を唱えると、周囲の時間がゆっくりと止まり始めた。

この瞬間、全てが静止し、宇宙の帝王の動きも凍りついた。

そしてピジョーネばあさん以外の全てが止まった。

ピジョーネ婆さん

さて、どうしようかのう。ありゃでかすぎるのう。。

ピジョーネばあさんは時間を止めることができるが、巨大な化け物に攻撃が通用するような技は持っていなかったのだ。

その時!

時の止まった空を優雅に飛ぶ不思議なハトがピジョーネの前に現れた。

ピジョーネ婆さん

あら、ハト?なんであんたうごけるんだい?

ハト

プルップゥ・・・

ハトはそうつぶやくと、鮮やかな光を放ち、うめさんととみぞう、五右衛門を照らした。

ピジョーネ婆さん

ん?なにしてんの?まさか、、

なんと!照らされた3人が動き始めた

とみぞう

お!?おわったか?ん?まだ帝王おるのう。

五右衛門

ピジョーネさん、また時間とめたんじゃろ?なんでワシらだけ動けとるんじゃ?

-ピジョーネは事情を説明した。

五右衛門

あのハトがのう。なにもんじゃろうか。種類はよく町にいるドバトじゃのう。

とみぞう

このハトの能力。もしかしたら、「あの野郎」がどこかで見守ってくれてるのかもしれんのう。。。のう、ピジョーネさん。

ピジョーネ婆さん

うん。そうかも。あいつあの世でもおせっかいね♪フフッ

うめさん

ガガガガガガッ

うめさん

どういう状況?

とみぞう

ああ!うめしゃんはなにも知らんから混乱しとる。
わしから説明しよう、おーい!うめしゃーん!

とみぞうはうめさんに、この3人はその昔、共に戦い、世界を救った英雄であること。

ピジョーネばあさんは時間を止める魔法「ハトバース」を使うことができること。

また、不思議なハトのことを説明した。

うめさん

ガガガガガガッ!

ピジョーネ婆さん

とりあえず、そろそろ時間が残りすくないから、とみぞうさん、
うめさんを強化してあげて!

とみぞう

よっしゃ!大自然の生命エネルギーをためるからちょっとまっててくれや。

とみぞう

おし、わしの残りのパワー全てうめしゃんに預けるぞ!!
エネルギッシュ!!

強化魔法エネルギッシュによりうめさんはさらに強化された

うめさん

ガガガガガガッ!

強化されたうめさんは宇宙の帝王に向かって走り始めた。

ピジョーネ婆さん

まずい!もうそろそろ魔法が途切れる。。

帝王が動き出すわようめさん!

「the japanese word for pigeon is hato」

「the japanese word for pigeon is hato」と、謎の言葉を彼女がつぶやくと時間が動き始めた。

宇宙の帝王第二形態

ムムっ!?貴様いつのまにそこに!!

うめさん

ガガガガガガッ!くらええええええっ!!!!

宇宙の帝王が動き始めた瞬間、うめさんはがむしゃらにパンチを繰り出した

宇宙の帝王第二形態

ぐおおおおおおお!!!

すさまじいうめさんの力で宇宙の帝王は空高く吹っ飛んだ。

ピジョーネ婆さん

いまじゃ!五右衛門!

ピジョーネ婆さんが叫ぶが、

五右衛門じいさんはよく聞こえていなかった。しかし。

勘の鋭い五右衛門じいさんは既に風の構えに入り、

ギガファイヤークラッシュを放っていた!

彼の動きは疾風のようで、タイミングは完璧だった。

すさまじい竜巻が宇宙の帝王に直撃し、彼は宇宙の彼方へと吹っ飛んでいった。

その後、五右衛門じいさんはこう叫んだ

五右衛門

ギガファイヤークラーッシュ!!!!・・・ふぅ。

ピジョーネ婆さんは微笑みながら、

ピジョーネ婆さん

プルップゥ

と静かにつぶやいた。

とみぞう

おお!やったぞ!!

ついに町に平和が戻った。

戦いが終わり、平和が戻った町の周囲のおじいさん達には、英雄たちへの感謝とともに、彼らのとてつもない力に対する驚異も残っていた。

その時、ピジョーネ婆さんが再び一歩前に出た。

ピジョーネ婆さん

この町のためにも、これをやっとかないとね。

とつぶやきながら、彼女は特別な呪文を唱え始めた。

ピジョーネ婆さん

周囲のおじいさんの直近の記憶をかき消す魔法!

と、ピジョーネ婆さんが唱えると、彼女の周りのおじいさんたちの記憶が静かに消え去っていった。

彼らは何が起こったのかわからない表情を浮かべながらも、ふとした違和感を覚えることはなかった。

この魔法によって、町に住む人々の間で、英雄たちの存在や宇宙の帝王との戦いに関する記憶は薄れ、

再び日常の平穏が保たれた。

第8章:秘密の守護者

英雄たちの戦いが終わり、町は再び日常を取り戻し始めた。ピジョーネ婆さんの魔法により、多くの町の人々は宇宙の帝王との戦いの記憶を失っていたが、町には再び平和が訪れていた。

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