第6章:究極の決戦
とみぞう、五右衛門、ピジョーネ達という頼もしい助っ人達を加えたうめさんの元へ、
遂に宇宙の帝王と手下のワシたちが町の上空に現れ、英雄たちの最後の戦いが始まった。
我が名は宇宙の帝王。われらを邪魔する巨人というのは貴様かぁ~~~!!!
な、、なんじゃありゃ、サプライズドじゃ。おもうてたよりデカいのう。
ボスはうめしゃんにまかせて、わしらはザコから倒していくかのう。
おぉ~けい。じゃあわしからいくでぇ!
ふぉおおお!火と風の構え!!
メガネを外した五右衛門じいさんが構えると、凄まじい炎が木刀から立ち上り、火炎の竜巻を呼び起こした。
すると、五右衛門は空高く舞い上がった。
フンッ
五右衛門は「ギガファイヤークラッシュ」という技を繰り出し、刀から放たれる風圧と炎により巻き起こった火炎の竜巻によりワシたちを次々に蹴散らした。その凄まじい力は、巨大なうめさんも吹き飛ばされそうになるほどだった。
フフッ。決まったぞい。
五右衛門じいさん。まだまだ現役じゃのう。腰はだいじょぶかい?
・・・燃え盛れ、夕暮れのとびうおのごとく。
ん?なんか言ったかい?
あん??なんだ???なんか言ったかい?
二人とも耳が遠く、コンビネーションはあまりよくない様子だった。
そんな中、とみぞうの元へ子分ワシ達が10羽ほどとびかかって来た。
タタタ、イタイヨ!!
これでもくらえ!
レジェンドオブザデッド!!
とみぞうじいさんは究極魔法「レジェンドオブザデッド」を放ち、ワシ達の心を落ち着かせ、自然界に帰した。
子分のワシたちは町を少し眺めた後、どこか懐かしい気持ちになり静かに去っていった。
その間、巨大化したうめさんは、宇宙の帝王に向かって力強く進み出た。巨体同士の激しい戦いが始まり、両者は互いに激しい攻撃を繰り出した。
何匹か仲間もいるようだな。しかし、地球の虫けらが、我が力に挑むとはな!愚かな!
宇宙の帝王が嘲笑しながら言った。
ガガガガ、ガガガ!!!!
この町と、ここに住む人たちやハトを守るためなら、どんな相手とも戦うわ!そして、カラスザエモンのためにも、おまえを倒す!
うめさんは力強く叫びながら、宇宙の帝王に向かって突進した。
グググォ、なんだこの力は、、この馬鹿力めっ!
宇宙の帝王はその巨体でうめさんを圧倒しようとしたが、うめさんは敏捷な動きで避け、反撃のチャンスを窺った。
なにぃ、でかいのに早い!うぬぅうう!
ドオォオオオ!!!!
宇宙の帝王は怒りに震え、彼は口からエネルギー光線を放った。
ガガガガ、ガガガ!!!!
うめさんも対抗すべく口から凄まじい光線を放った。
ガガガガ、ガガガ!!!!
宇宙の帝王ぉぉぉお!貴様の力はその程度かぁぁあああ!!!!
うめさんは、強烈な一撃を帝王に浴びせた。
うぐ、、っぐぐごおおお。
おお!うめしゃん倒したんじゃないか?
宇宙の帝王がその場に倒れこみ、一同は歓喜したのであった。