第3章:巨大化うめさんの戦いとアプリの仕様決め

うめさんが開発を依頼したReact Nativeが得意な株式会社ファクトリーでは、彼女のアプリ「うめさんの日常」の具体的な要件定義の作業が進行していた。

開発会社の社長であるしげおとのミーティング中、うめさんは遠くから聞こえる恐ろしい鳥の鳴き声に耳を澄ませた。

うめさん

この声は、、ワシ(鷲)?間違いない。ワシ、それもとても巨大なワシじゃ。戦闘力5万!?なかなかの危険な代物じゃ。

彼女は何とか動揺を隠しながらも、ミーティングを続行した。

しげお

うめさんのアプリには、あなたのユニークなトークを生かしたコンテンツがいくつか必要ですね

うめさん

・・・ん??ああぁ。そうじゃのう。わしの鉄板エピソードトークの中に、YouTubeでは話せないようなトーク内容があるから、それを有料コンテンツとして提供する予定なんじゃ。

しげお

例のシモネタトークですね!プルップゥ!

その他うめさんがアプリに望む機能とそのインターフェースについて詳細に話し合われた。

特に重視されたのは、月額課金機能の実装と動画再生機能、そして目覚まし機能であった。

うめさん

メインの機能は動画再生機能なんじゃが、再生ボタンと停止ボタンがあればいいんじゃろか?

しげお

うめさんのSNSや動画を拝見すると、うめさんの雑談トーク中の変顔が良く拡散されているようですね。これは一時停止機能だけでなく、スロー再生機能もあるとよいですね。
あと、配信中に寝てしまってることが多いようなんですが、これは編集で消さないんですか?

うめさん

年なんで、ついつい眠くなってしまうんじゃ。編集も面倒なのでそのままアップしてたんじゃが、結構寝顔がかわいいと言ってくれる爺さんも何人かいるんで、そのままにしてあるんじゃ。

しげお

そうですか。寝言も結構言っているようなので、これもそこそこ面白いですね。ただ、寝顔に興味ないユーザーの膨大な時間と電力を奪ってしまうので、2倍速再生とバックグラウンド再生もつけておきましょう。

うめさん

バックグラウンド再生!ええのう。他のアプリをひらいたまま音声が再生できるやつじゃろ。わしの声を聴いてると良く寝れると言われるんじゃ。ちょうどいい機能じゃ。

また、目覚まし機能の実装には、Firebaseを使ったプッシュ通知機能が採用された。

うめさんの声でユーザーを優しく起こすこの機能は、基本無料で使えるFirebaseの強力な通知システムを活用して、ユーザーに特別な体験を提供することになった。

そんな中、しげさんからは新たなる課題を問われる。

しげお

アプリを運営していく場合、作った後のメンテナンスも定期的に必要になるので月額の保守費用も頂く必要があります。

長期的に資金を稼ぐ案として、近所のおじいちゃんたちの月額課金だけではなく、無料ユーザー向けの広告の表示も検討したほうがいいのではないでしょうか?

うめさんはその提案に対してこう答えた

うめさん

いいね!

無料ユーザーからもマネタイズするために、admobやその他の広告SDKをアプリに組み込むこととなった。

React Native用のSDKが提供されていないものについては、開発チームがSwiftなどのネイティブ言語を駆使して対応することになった。これにより、アプリは幅広い広告ネットワークに対応し、収益化を強化することができた。

リアクトネイティブの精霊

こういったことがあるので、開発会社を選ぶ際はiOSとAndroidのネイティブ言語へ精通しているエンジニアがいるかも重要となるんじゃ。

さらに、町内会のおじいさんたちのような趣味趣向の見込みユーザーへの広告出稿も検討され、広告効果の計測と最適化のためにadjust SDKの導入が決定された。このSDKにより、広告のパフォーマンスをリアルタイムで追跡し、より効果的なマーケティング戦略を立てることが可能になった。

この日の打ち合わせ後、

うめさんは足早に開発会社を後にし、ひとけのない近所の森へ急いだ。


うめさん

さっきの巨大な、、凶悪な鷲(ワシ)の気配がこのあたりに向かって近づいている。ここにはハトの住処が。まさかハト達をねらっているのか!!

その時!

うめさん

でかいワシがめっちゃきたぁぁぁ!!!!

ワシ達はいまにもハトたちに襲い掛かろうとしていた。

うめさん

ハト達はワタシが守る!

うめさん

パクッ

うめさんは遂に、梅干しを食べ巨大な化け物に変身した。

彼女の姿は、普段の優しいおばあちゃんからは想像もつかないほどの迫力だった。

化け物うめさん

グォオオオオ!!!!!!

変身したうめさんは、空を舞うワシに向かって勇敢に立ち向かった。

その戦いは激しく、町の外れの森の中で繰り広げられた。町の人々はその騒ぎを知る由もなく、静かな夜を過ごしていた。

その日からというもの、謎の巨大なワシ達は毎晩この町に訪れるようになった。

夜ごとに梅干しを食べて巨大な化け物に変身し、町の平和を守るために凶悪なワシ達と戦っていた。

また、その様子を影からあやしい男がこっそり見つめていたことにうめさんは気付いていなかった。

謎の男

・・・ようやるのう。

朝になると、うめさんは元の姿に戻り、何事もなかったかのように日常に戻った。しかし、彼女の心の中では、アプリの成功と町の安全、二つの責任が重くのしかかっていた。

彼女の生活は開発と戦いの間で揺れ動いていたが、その強い意志と責任感は揺るぎないものだった。

アプリ開発は順調に進み、うめさんは自分のアイデアが形になるのを楽しみにしていた。一方で、夜ごとの秘密の戦いは、彼女にとって大きな負担となり始めていた。

第4章:アプリの申請-うめさんの衝撃の過去

「うめさんの日常」アプリの開発がいよいよ大詰めを迎え、うめさんと株式会社ファクトリーのチームは最後の仕上げに取り組んでいた。

ある日うめさんが開発会社からの帰宅中、一羽のカラスがこちらを見ながら突然しゃべりかけてきた。

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